2008〜現在 | バルサ・バイエルン・シティで起こした3つの革命

ペップ・グアルディオラ——戦術革命家が変えたサッカーの「常識」

2025年5月約8分
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Hara Tech 編集部

欧州サッカー専門メディア「ultrasrei.com」編集部。プレミアリーグ・ラ・リーガ・セリエAを中心に、戦術・歴史・選手考察を発信。

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ペップ・グアルディオラが監督を務めたクラブはすべて「そのクラブ史上最強」と評された。バルセロナで哲学を確立し、バイエルンで欧州を制し、マンチェスター・シティで歴史を塗り替えた。現代サッカーの「教科書」を書き換え続ける男の軌跡。

バルセロナBからトップへ——異例の昇格

2008年、グアルディオラはバルセロナBの監督からトップチームの指揮官に就任した。選手として名声を誇ったクライフのバルサで育ち、「バルサのDNA」を誰より深く理解していた彼だったが、トップコーチとしての実績はまだ乏しかった。それでもクラブはグアルディオラを選んだ。

就任初年度、彼はリーガとCLとコパ・デル・レイの3冠を達成した。クライフが理想を語り、ライカールトが礎を築き、グアルディオラがその完成形を見せた——それがバルセロナ「ティキタカ黄金時代」の誕生だった。

バイエルン時代——ドイツサッカーに植えつけたポジショナルプレー

2013年にバイエルン・ミュンヘンの監督に就任したグアルディオラは、すでにCL優勝直後という絶頂期のチームを引き継いだ。就任初年度からブンデスリーガを圧倒し、リーグ制覇を達成。しかしCLではベスト4で敗退が続き、「グアルディオラはCLで勝てない」という評価が生まれ始めた。

それでもバイエルン在任中に植え付けた「ポジショナルプレー」の概念は、ドイツサッカー全体に影響を与えた。ボールの位置、選手間の距離、スペースの使い方——グアルディオラが「当たり前」として実践したことが、ドイツの若い指導者たちの教科書になった。

マンチェスター・シティ——2022-23トレブルと歴史的な記録

2016年にマンチェスター・シティに就任したグアルディオラは、プレミアリーグを支配し続けた。2017-18シーズンに勝ち点100という歴代最多記録を達成し、2022-23シーズンにはリーグ・FAカップ・CLのトレブルを達成した。

特に2022-23のCL制覇は、「グアルディオラはCLで勝てない」という長年の評価を覆す歴史的な快挙だった。インテルとの決勝でロドリのゴール一つを守り切った試合は、彼の守備的な側面も見せた。

グアルディオラが証明したことは「最高の監督は、どのリーグでも、どのクラブでも勝てる」ということだ。バルサ、バイエルン、シティ——3つの異なるリーグで同じ哲学を貫き、いずれも「歴代最強」と評されたチームを作り上げた指導者は、後にも先にも彼だけだろう。

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